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引っ越し 顛末
2013-04-21 Sun 03:10
サウジのタグのついた記事を書くのもあとわずかだなぁ。

今回の記事はfacebookにあるのと同じです。
というより、これは少しは有意義な一種の記録だと思うので、ブログに載せるものをfacebookにも載せたという感じ。


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端的に言うと、ひどいひどい引っ越しだった。

まず業者は2時間遅れた。
17時でお願いしたら「max16時までだぉ」と言われたので、15時開始にお願いしたのだが、結局彼らが部屋に来たのは17時半だった。それも、2時間の間のんびり待たせてくれたわけではなかった。セキュリティーで一悶着も二悶着も起こし、その間私はいたる所に電話をかけまくり、電話を受けまくり、何も知らない車両入構について拙い英語で戦ったりたらいまわしにされたりした。

業者のおじさんはまずゲートを間違えた。すごい頑張ってKAUSTに入構した後も、彼らは迷い、建物を間違え、学内に入って30分以上してようやくうちの建物に着いた。そこで彼らはセキュリティーと会社のボスと、ゲートパスがないとなんとかとか延々と議論し、荷物の重さを計り始めたのは17時半過ぎ。しっかり荷造りしてあったから、10分で終了。パスポートのコピーが必要なんだって?たまたま持ってたからいいけどなかったらどうするつもりだったのだろう。あやうく送り状の控えを持って行かれそうになる。この間も電話かけまくりかかりまくり。今日だけで15SRくらい使った。

帰り際、ゲートパスについてまだ気になるおじさんが「おまえもゲートに来い」と言う。え。ゲートなんて場所知らないし。自分たちのピックアップトラック(と呼べるのか?)に乗れと言う。連れてってくれるのはいいけど(全然よくないけど)帰りどうするの。ゲートの場所はしらないけど、コミュニティエリアまで車で何分という距離なことくらいは知ってる。というか、なんか誘拐の流れに近い。。。信頼のおけるヤバいセンサーが反応している。かなり頑張ってみたものの、自分もゲートパスについては全く分からないので、これは本当なのかもしれないと思う。本人が必要なんて聞いてないけど、荷物を送れないことには始まらない、いや、終わらない。往生際悪くセキュリティーに電話をするものの、別の番号を言い渡されただけ。おじちゃんに「ちょっと降りてきて」って言われただけだから、部屋の電気も作業中のコードもそのままなのに。もう泣きそう。

仕方なく車に乗り込む。この車もおじちゃんたちも、完全に作業の雰囲気だ。通りすがりのKAUSTの人たちがぎょっとしながら見ている…今日は職場最後の日だったのでちょっときれいな服をきていたのだ。半泣きだし完全に誘拐の体。少し涙が出たのは打ちひしがれたからじゃない。本来なら、箱も含め全てを内部業者に一括手配してくれるはずの事務の引っ越し担当者がなぜかその手配を怠って、問い合わせを受けて初めて外部業者の連絡先だけよこしたことに対する憤りの涙だ。

セキュリティーオフィスを探して三千里。行きに寄って来たんじゃなかったんかい。きっと迷いすぎて忘れちゃったんだな。よろよろ走り、Uターンしまくり、人に尋ね、探すこと20分(途中で、辺り数百メートル人のいない作業場の駐車場に止められたときは死ぬかと思った)。目的地に着いた。

バス停があった。

時刻は既に18時。聞けば確かにパスは必要なのだという。特別パスを発行してあげるから、権限のある人が来るまで待っておいでなさいと言う。右も左も分からない外部の人と、やはり何も分からないポスドクとで埒の開かない議論をしているのに比べ、なんと明快で頼もしいことか。間もなく偉い人が来て(わざわざ時間外に呼ばれてきたんだな、ありがとうございます)事情を聞いてIDをチェックし、無事パス発行の運びとなった。特別措置なので一筆書かされた。おじちゃんたちは「心配だからこの女もゲートに連れていくぞ!」と言ってたが、偉い人の一喝でそれは免れおうちに帰っていいことになる。

最寄りのバス停に停まるバスは本数が少なく、30分に1本。25分野ざらしの中で待つのかー、と思って道路端に突っ立っていたら、セキュリティーの人に「中でお待ちよ」と言われてほっとする。18時44分、バスが来て、ようやくコミュニティーエリアに帰れたのは19時。憔悴。自分が20kgの箱を2つ運んだわけでもないのに。落ち込みすぎて、こんなときぴったりなフレーズの「先達はあらまほしきことかな」も思い浮かばなかった。


でも、いいこともあった。


元気を出そうと普段全然寄らないバスキンロビンスに入った。後から入ってきた人がテイスティングスプーンをしている。なんと、それはKAUSTの政府業務部にお勤めで、今回の帰国ビザ発給でお世話になった人だった。こんなところで会っただけでも驚きだが、ビザ発給の後でちょっと無理を言ってお願いしていたものがあり、それが準備できたという。これは奇跡なのである。待っていれば取って来てくれるというのでアイスを食べながらお待ちし、その後しばらく会話を楽しんだ。政府業務部の固いイメージとは違い明るくて楽しい人で、お土産とおしゃべりで、辛いつらい半日がぱぁっと良いものに変わった。総じて今日は良い日であったと言わしめるほどに。
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